Column コラム
2025.10.30
「転職してよかった!」って思うのはどんな時?転職成功の秘訣とは
転職はしたいけど、でも失敗したらどうしよう…って、ほとんどの人が不安になる。でも実は、転職した人の半分以上が「転職してよかった」って言ってるんだ。それ聞いたら、ちょっと希望の光が見えてこない?
今回は、転職してよかった人が何に満足してるかを見ていこう。転職してよかったって言えるために、知っておきたいこと、やっておくといいことも紹介するよ。
このコラムを読めば、次の3つがわかるはず。
- 転職してよかった!って人はどれくらいいるのか
- 実際に転職した人の「転職してよかったこと」
- 転職を成功させるための秘訣
「転職してよかった」人は半分より多い

厚生労働省のアンケートによると、転職した人の53.4%が「今の職場に満足してる」って答えてる(厚労省「令和2年転職者実態調査」より)。これって、「転職してよかった」ってことだよね。
まぁ「どっちでもない」って答えた人も34.5%はいるんだけど、でも「不満」って答えた人は11.4%。けっこう少ない。
ただ、民間の調査では、「転職に後悔したことがある」って答えた人の割合が8割とか高いケースもあるらしい。
でも、何回か転職して後悔して、今は「よかった」って思えるなら、それも成功って言えるんじゃないかな。
転職してよかったことって何?

じゃあ、みんなは転職して何がよかったと思ってるんだろう?怪しくない調査結果と、リアルな結果を見てみよう。
調査結果で見る「転職してよかったこと」

上で紹介した厚労省のアンケートでは、転職して具体的に何に満足してるかも聞いてる。それを、満足度の高い順に並べるとこうなるよ。
- 仕事内容・職種(69.2)
- 通勤の便(69.0)
- 労働時間・休日・休暇(62.3)
- 人間関係(59.7)
- 安全・衛生面とかの職場環境(59.6%)
- 会社の規模・知名度(53.4)
- 福利厚生(53.2)
- 会社の将来性(49.0)
- 給料(46.6)
- 役職(34.7)
給料の満足度がちょっと低いのが気になるよね。実はこの調査だと、転職して給料が上がった人より、下がった人の方がちょっと多かった。
でも、年代別で見ると、20代~40代では給料が上がった人の方が多いんだ。10代後半とか65歳以上とかだとマイナスが多い。それが満足度にも響いてる可能性がある。
転職した人に聞いたリアルな声

統計なんてピンとこないって人のために、実際に転職した人たちの「転職して何がよかったか」を見ていこう。
人間関係がいい
- 社内の雰囲気がよくて、日曜日の夕方も憂鬱じゃなくなった
- 同僚との距離感がいい感じ。変な「なかよし感」がない
- 先輩が優しいし、仕事もちゃんと教えてくれる
人間関係がイヤで会社を辞める人も多いから、これは大事。
プライベートが充実
- 残業がほとんどないから、会社帰りにジムとか行ける
- 平日に子どもと遊ぶ時間ができて、パパの株が急上昇
- 休みの日にちゃんと休める。当たり前のことがありがたい
仕事はあくまで生活の手段の1つだよね。大事なのはやっぱりプライベートでしょ。
仕事が楽しい
- 前からやってみたかった仕事ができて楽しい
- いろんなことを教えてもらえて、世界が広がる感じがする
- これまで勉強してきたことがちゃんと役立ってるって感じる
- お客さんに直接「ありがとう」って言ってもらえてうれしい
仕事が楽しいって思ったこと、ある?
収入アップ
- 昇給制度がちゃんとあるからモチベーション上がる
- 手当が充実してるから、毎月ちょっとずつだけど貯金できるようになった
- ボーナスで海外旅行に行けるようになった(前はボーナスなんてなかった)
- 経験者ってことで、少しだけど給料を上げてもらえた
転職して収入アップって、まさに理想の形だよね。収入が上がればやる気も上がる。
便利
- 家から15分で行けるところに転職したから、満員電車と無縁になった!
- 駅直結のビルだから、傘がいらないしすぐに帰れる
- 夫の会社が近いから一緒に帰れるし、帰宅難民になっても安心
毎日通う場所だから、便利なのも大事。ただ、これだけで転職を考える人はそんなにいないかもだけど。
中には、「給料はちょっと下がったけど、ストレスがない今の方が全然いい」って人もいた。一番ネックだったことが解消されれば、多少のことは許せるのかもね。
「転職してよかった」につながる5つのポイント

転職してよかったって人は多いけど、そうじゃない人もいるってことを忘れちゃいけない。「じゃない方」にならないために、押さえておきたい5つのポイントを紹介するよ。
- 転職に「カンペキ」を求めない
- 「譲れない」の軸を決めておく
- 求人票は「いいことしか書いてない」って覚えとく
- 悩んだら「転職のプロ」に相談する
- 最後は「自分で」決める
順番に見ていこう。
転職に「カンペキ」を求めない

現実的に見て、転職先が「給料がよくて、残業とかもなくて、人間関係も最高!」ってなる確率は、相当低い。誰か1人でも、「今の職場、文句なく最高!」って満足してる人、見たことある?
上で紹介した「転職の満足度」も、「前と比べれば」って条件つきなのがホンネだと思う。不満が1つもない会社を探そうとしても、なかなか見つからないし、見つかったと思っても、入社してみたら幻だったりする。
完璧を目指すと、ちょっと気に入らなかったらまた転職したくなる。
でも、それってたぶんエンドレス。隣の芝生はどこまでも青いよ。
「譲れない」の軸を決めておく
完璧を求めない方がいいって書いたけど、だからってあきらめようってことじゃ全然ない。逆に、あきらめで適当に転職先を探しちゃうと、不満だらけになりかねない。そんなの、転職の意味ないよね。
給料も人間関係もアレもコレも、って思うのはオススメしないけど、「これだけは」ってのは決めといた方がいい。「残業なしはマスト!」とか「完全週休二日制じゃないとダメ」とかね。
仕事がキツイ人は、「給料はちょっとくらい下がってもいい」って思いがちだけど、転職して「これじゃ足りなすぎ…」って後悔する人もいる。どこまでならいいのか、線引きしておくといいよ。
求人票は「いいことしか書いてない」って覚えとく

求人票だけじゃわからないことって、すごく多い。募集が来ないと困るから、都合の悪いことは書いてない、もしくはわかりにくく書いてあるのが普通。
だから、「条件がいい」って期待しすぎると、いざ入社して「思ってたのと違う」ってなりがちなんだよね。
求人票は、書いてあることを細かく読んでおこう。特にちっちゃい注意書きに大きな意味があったりするよ。
求人票の見方でいうと、たとえば給料に「20時間分の残業代込み」とか書いてある。それって、「残業しなくてもこれだけもらえるの?ラッキー!」では全然ない。
少なくともそれくらいの残業はさせられるってことが多いし、それ以上の残業になる可能性も高い。
悩んだら「転職のプロ」に相談する

ここまで読んで、「求人票でわかんないなら、決めようがないじゃん!」って思ったかも。でも、転職活動って情報がすごく大事。転職先の情報は多ければ多いほどいい。
だからオススメしたいのが、転職のプロ「転職エージェント」に相談すること。転職エージェントは会社の採用担当者とつながってるから、求人票じゃわからない会社の雰囲気とか社長の人柄とか、実状を知ってる可能性が高い。
転職は、自分をいかにアピールするかも大事。転職エージェントって、自分を応募先の会社に売り込んでくれたりもする、強い味方だよ。自分の強みがわかんないって人でも、一緒に探してくれる。
最後は「自分で」決める

転職エージェントは強い味方だし、相談はそれ以外にもした方が、将来の可能性は広がると思う。
ただ、転職するかどうか、転職先をどこにするか、最後まで誰かに決めてもらうのはよくない。いくら「転職した方がいいですよ」「この会社がいいと思いますよ」とか言われても、違和感があったらやめた方がいい。
自分じゃない「誰か」に決めてもらったことって、「やっぱりやめとけばよかった…」って後悔しやすい。結果はどうあれ、自分が一生懸命考えて決めたことなら、後悔ってあんまりしないと思う。
転職してよかった!と思えるようにがんばろう

転職って「人生の一大事」って感じがするよね。だから「失敗したらどうしよう…」って思うのは当然のこと。
統計では、転職してよかったと思ってる人の方が多いみたいだけど、それにはやっぱり準備とかが必要だと思う。心の準備も含めてね。
転職に完璧を求めると、ちょっとした不満も許せなくなる。譲れない条件を決めたら、1人で悩むより、転職エージェントとかに相談するといいよ。ただ、最後はちゃんと自分で決めて、納得のいく転職をしよう。